2012年10月31日水曜日

私の任地はリオバンバ国??

先日、BLOGを見てくれている教え子からメッセージが届きました。その最後にこんな質問がありました。

「先生、質問です。リオバンバという国は何大陸にあるんですか?」

かわいい質問に心が穏やかになったエクアドル支部長は、この質問に丁寧に答えていきたいと思います。

私が住んでいるのは、エクアドル国、ピチンチャ県、リオバンバ郡です。リオバンバ国は存在しません。
エクアドルは、南米大陸にあり、コロンビアとペルーに挟まれた小さな国です。日本の面積が約380000k㎡に対しエクアドルは256000k㎡です。
南米の地図。
そのエクアドルは22の県から構成されています。
その県の一つが私の住むPICHINCHA(ピチンチャ)県です。
22の県から構成されているエクアドル。
茶色の部分がピチンチャ県。
そのピチンチャ県は10の郡から構成されています。このピチンチャ県の県庁所在地が私の住むRIOBAMBA(リオバンバ)郡です。

10の郡から構成されたピチンチャ県。
黄緑色がリオバンバ郡。
これで、私の活動している場所は理解できたでしょうか??

私はこの10の郡を管轄している教育委員会で働いているので、1週間単位で各郡を周り研修会をしています。
先週は、CHUNCHI(チュンチ)郡に行ってました。明日はチュンチの魅力について書こうと思います。

2012年10月22日月曜日

GENKI SA IKIMASHO

私のパパは、夕ご飯の準備ができると、「GENKI さあ行きましょう」と呼びに来てくれます。パパのお気に入りの日本語は「GENKI SA IKIMASHO」です。

先日、そのパパが2歳の娘にも「GENKI SA IKIMASHO」と教えていました。
かわいすぎます。

もし、将来自分の子どもができたら、たくさんスペイン語を教えて、このパパのように喜びたいと思いました。

明日から1週間CHUNCHIという町で1週間泊まり込みで研修会を行ってきます。CHUNCHIでも新しいエクアドルを発見して、またブログに載せようと思います。また見てください。では1週間後!

2012年10月21日日曜日

南米ワールドカップ予選 エクアドルは???

南米ワールドカップ予選、エクアドルは盛り上がっています!
南米予選では、各国16試合を行い上位4チームが本大会出場枠、5位のチームはアジアとプレーオフ出場枠を得ることが出来ます。

先週はベネズエラと対戦し1-1のドロー。エクアドルは9試合を終え、
なんと堂々の2位。
世界一厳しいと言われる南米ブロックで2位です。大したもんだ。

エクアドルの試合がある日は、多くの人が朝からエクアドルユニフォームを着て過ごします。多くの車はエクアドルの国旗をつけて走ります。
国旗をつけた車。
この雰囲気とても素敵やと思います。そんな雰囲気が大好きな私は、先日やっとユニフォームと帽子を買いました。
エクアドル人???
ベネズエラ戦はこの衣装で友人と応援しました。
エクアドルがこのまま順位をキープし、2014年W杯ブラジル本選出場を決め、日本でもこんな感じで応援するのが私の夢です。帰国時には、このユニフォームを大量に買って帰る予定です。そして、みんなで応援しましょう。

もし、日本 VS エクアドルが実現したら・・・・・。

カーテン閉め切って自宅のテレビの前で、黄色いユニフォーム来てると思います(笑)



2012年10月20日土曜日

日本の授業とエクアドルの授業の違い

私は日本の教員の授業力は世界一だと思っています。エクアドルに来てその意見に間違いがないということを感じています。エクアドル人も「日本の教育はすごい」という漠然とした印象は持っているようです。地球の裏側の人が日本の教育に関心を持っているのですから、すごい話です。

私がエクアドルの学校で数多くの授業を参観してきて、次のようなことを感じています。
「エクアドルは教員が説明する授業」。「日本は子どもが考える授業」。

エクアドルの算数授業の典型的な展開は、教師が解き方を説明して、その後子供が問題を解く。
日本で理想とされている授業は、教師が発問し、子供が考え、意見を交流しながら、良い方法を探していく。という感じです。

私の現在行っている研修会では、その日本スタイルを紹介することをメインにしています。でも、なかなかその日本スタイルを実際に授業で実践した先生は現れませんでした。

しか~~~し!!!!!!!

今日の、公開授業である先生が見事にそれを実践してくれました!
実践した先生。
わたしのランニング仲間の一人でもあります。
実にいい授業でした。何よりも子どもがイキイキしていました。エクアドルで子どもがこんなにイキイキした授業は初めてでした。
問題について話し合う子ども。

他の意見に耳を傾ける子ども

他の友達のまねをする子ども。

話し合う子ども。
こんなイキイキした子どもの顔を見ると嬉しくなります。私の授業より数段よかったです。嬉しいと感じると同時に、俺もがんばらにゃ!と思いました。授業をした先生も、日本スタイルの良さを実際に体感し、満足気でした。

やっぱり日本すげ~。なんで日本っていちいちすごいんでしょうか?


2012年10月19日金曜日

エクアドルのフルーツ TAMARINDO

エクアドルにはTAMARINNDO(タマリンド)という果物があります。タマリンドのジュースやアイスは食べたことがあったのですが、本日初めて生タマリンドをたべることができました。
タマリンド。
見た目は大きな大豆のようなでした。フルーツって感じが全くしません。
皮をむいたタマリンド。
皮をむいた裸のタマリンドです。やっとフルーツらしくなってきました。これを食べます。

あえて味を例えるなら、キュウイとイチジクを足して2で割った感じです。想像できたでしょうか? 私の味を例えるセンスの低さに自分でも驚いています(笑)。

とりあえず言えることはすごく美味しいということです。
タマリンドの種
果肉部分は少なく、種も周りについた果肉をなめるという感じです。そのため、一般的にはジュースの材料などになります。しかし、生タマリンドの酸味が私は気に入り袋買いしました。現在もブログを書きながら、タマリンドをキャンディーのようになめながら食べています。

ほんまにおいしい。


2012年10月18日木曜日

レンガの町チャンボ

私はエクアドル、チンボラソ県のリオバンバという町に住んでいます。その隣にある町がCHAMBO(チャンボ)です。チャンボはレンガの生産が盛んなことで有名な町です。品質が良いいのでエクアドル中に出荷されているそうです。

今週はチャンボで算数研修会をしているので、毎日チャンボに行っています。さすがレンガの町チャンボ、いたる所にレンガ工場があります。
レンガ工場。
手前のレンガの壁は、レンガを乾かしている工程の段階。
奥に見えるのが、しっかり乾かしたレンガを焼く窯。
工場見学が大好きなエクアドル支部長は、勝手に無許可で工場に侵入し、レンガか作られる過程を見学しました。工場で働いている人も初めは「なんだこの中国人!!」って感じの反応でしたが、そこは誰でも受け入れるエクアドル人、しっかりいろいろなことを教えてくれました。

工程①
まず初めはレンガのもとになる土作りです。
黒土と木くずのようなものをしっかり混ぜ合わせます。
右が黒土。左が木くずみたいなもの。
チャンボの黒土の品質は最上級なので、いいレンガができるそうです。
工程②
①の土をレンガの型にはめ込んで、ブロックをつくります。

レンガの型。

型にはめてブロックになった土。
まだ水気が多く、手で押したら指紋が付きました。
工程③
②のブロックを以下の写真のように積んで乾かします。ブロックの色が白くなってきたらしっかり乾いた証拠。

しっかり乾いたブロック。
乾かすのに約1週間くらいかかるそうです。
工程④
③のブロックを窯の中に入れて焼きます。10時間位で焼きの工程は完了するそうです。

レンガの窯

焼きあがったレンガ。
これは失敗作なので、少し汚い。

焼きあがったレンガはトラックに積み込まれ、各地に配送されます。
とても有意義な工場見学でした。ありがとうレンガの町チャンボ。







2012年10月17日水曜日

10月9日 グアヤキル独立記念日

先週、エクアドルは12日㈮から14日㈰まで3連休でした。それは、10月9日がグアヤキル独立記念日だからです。3連休にするため9日が12日ずれたということです。

エクアドルには独立を祝うための祝日が多くあります。

・5月24日 ピチンチャ戦勝記念日。ピチンチャ県(首都キトがある県)でエクアドルが初めてスペイン軍に勝利し、独立を獲得した日。
・8月10日 エクアドルの独立運動家たちが話し合いを行い、独立のために一致団結した日。
・10月9日 グアヤキル独立記念日。グアヤキルが独立した日。

そして、各都市ごとに独立記念日があるので、その日はその都市は休日になります。

とてもおもしろいと思うのは、大都市であるキトとグアヤキルの独立記念日だけは、エクアドル全体が祝日となるんです。

また、海外で生活して感じたことは「日本の祝日は多い!!」ということです。日本は年間18日の祝日がありますが、エクアドルは多分9日です。
エクアドル人に「日本には体育の日とか、みどりの日があるんだ。」と話したら、「なんだそれは、意味がわからん」という返事が返ってきました。

最近、思います。日本ってとても特殊な国なんだと。


2012年10月16日火曜日

並べないエクアドル人

エクアドル人は、順番に並ぶというのがすごく苦手な人たちです。並べないのか並ばないのかわかりませんが、すばらしく並べません。

昔、私はパン屋に行き、パンを注文するために、順番を待っていました。そろそろ自分の番と思った頃に、後方からどんどんパンを注文され、私はなかなかパンを買うことができませんでした。日本人気質が染みついた私には、人を差し置いて注文することが本当に難しかったんです。エクアドル来た当時は、毎日そんな感じでした。

しかし、エクアドル生活も1年以上が経つと、私も強くなったもんです。並べないエクアドル人を差し置いて強引に注文してやります。順番を抜かされそうになったら、指導してやります。
裁縫店での様子。
みんなわれ先にと注文します。
エクアドル人も順番を守った方がいいと思っているのですが、それが出来ないんです。逆に、それを徹底できる日本人はすごい人種なんだと最近思います。

そんなエクアドル人ですが、日本人が学ばなければならない所もあります。その一つは、若者がバスや電車で、お年寄りなどに席を譲る習慣です。
席を譲って後方に移動する若者。
満席で老人が乗車してきた際、エクアドルの若者は必ず席を彼に譲ります。必ずです。その様子がとても自然でいつも感心させられます。私も席を譲りますが、私が譲る前に誰かが譲ってしまいます。

エクアドル人を見て、日本人の良さに気付き。エクアドル人を見て、彼らの良さを吸収していき。そして、でっかい人間になって日本に帰国したいと思います。

2012年10月14日日曜日

エクアドルに到来エコバック

エコブームの波は、とうとうエクアドルまでやってきました。
エクアドルではスーパーの袋は使い放題。資源ごみの分別もなし。車の排ガス規制もなし。エクアドルからエコロジーは全く感じられませんでしたが、先日初めてエコなにおいがしました。なんか懐かしい香りでした。エクアドルにある大型スーパーで、最近エコバックが販売され始めたんです。
エコバック
まだ、このエコバックを持っているエクアドル人は見たことがありません。これを使いそうな雰囲気も全くありません。エコロジーについて考えられ、実践できる国って、経済的にも安定し余裕のある国なんだと思います。

しかし、今後エクアドルもちょっとずつちょっとずつ、エコっていくんだと思います。

いつかエクアドルがエコアドルになるんでしょうか。

エクアドル支部長のボランティア活動

たまには、本職のボランティア活動のことを書かないと、教え子たちが「先生はエクアドルに旅行しに行ってる」と勘違いしてしまうので、本日はボランティア活動のことを書きます。

チンボラソ教育事務所に着任して1年3か月が経ちました。同僚に恵まれ、自分が想像していた以上に自分のやりたい活動ができています。私の一番の目的は「エクアドルの小学校に授業研修会のシステムをつくる」ということです。それに向けて、今まで130回以上の研修会を積んできました。そんだけ研修会をやっていると、街でも「GENKI」や「CHINITO」と多くの先生が声をかけてくれます。しかし、残念ながら私は彼らの顔を全く覚えてないのです。顔を覚えてないことを悟られないためのコミュニケーション術が格段向上している今日この頃です。

先日、研修会の様子が新聞に載りました。人生で初めての新聞デビューがエクアドルになるとは思いもしませんでした。

そして、教育委員会が、現地教員のためのGENKIビデオを作ってくれました。

久しぶりに動く中江先生です。エクアドルでもしっかり生きています。

この新聞やビデオの一番の効果は、エクアドルの先生がJICAボランティアについて理解を深められるということです。

自分は初代のボランティアだったため苦労しました。一番つらかったのは「何のために何しに来たの?」という現地教員の冷たい目線でした。研修会を重ねることで人間関係ができ、今では「ちょっと馴れ馴れしすぎないか!」と言いたくなるほどの関係を築けた先生も多くいます。私の次に来るボランティアさんが、働きやすくなる土台にもなるんではないかと思います。

さてさて、私の活動も残り5か月。まだ自助努力で研修会をコーディネートした学校はゼロです。非常に難しい!けど、この活動の積み重ねが大切。何年後かに・・・。いや、やっぱり自分の任期中に自ら授業研修会を構成運営する学校を生んでみたい。ラストスパートがんばります。

今、ちょっと思いました。一番時間を費やしているはずのボランティア活動ですが、こんなにコンパクトにまとまってしまいました。なんか悲しい・・・。


2012年10月13日土曜日

エクアドル流チョコラテ

本日、同僚の息子(中学校1年生)の家庭教師をしました。バイトではありません。本当にお世話になっている同僚なので、恩返しのつもりでボランティア算数家庭教師をしました。

家庭教師が来たら、その家族が休憩時間におやつを出してくれるのは世界共通みたいです。エクアドルでも、しっかりおやつが出てきました。
休憩時間に出てきた軽食。おやつではありません。完全な食事でした。
奥はパン。右手前はチョコラテ。左のチョコは、チョコラテに使われたチョコラテ用のチョコ。
このチョコラテがとってもユニークでした。以前にもお伝えしましたが、エクアドルにはチョコラテ用のチョコが売っています。そのチョコをホットミルクに溶かして砂糖を入れてチョコラテをつくります。

そして、同僚が言うには、そのチョコラテに「チーズ」を入れるのがエクアドル流チョコラテなんです。
チーズ入りチョコラテ。
このチーズが意外にチョコラテに合うんです。このエクアドル流は完全に「あり」でした。なんか癖になる味で、チョコラテをお替わりしました。勇気のある方、是非一回試してみてください。



2012年10月12日金曜日

グアヤキルマラソン

10月7日㈰にグアヤキルマラソン(42.195km)に参加しました。
今回でマラソンは2回目の挑戦。前回のキトマラソンの記録は3時間35分だったので、自己記録更新のためにがんばって練習してきました。

10月に入って、お腹の調子が悪く、しかも食あたりも食らってしまい最低のコンディションでした。でもなんとか10月7日のマラソン本番には問題なく挑むことができました。

朝5時にスタート。1km、4分50秒のペースで走る予定でしたが、すこぶる調子がよく、4分30秒のペースでもまったく疲れを感じませんでした。自分でも怖い位、いいペースでした。でもこのペースが・・・。

順調なペースで走り続け、20km通過のタイムはちょうど1時間30分。「もしかして、2時間台いけるかも」と無謀な欲も出てしまいました。この欲が・・・。

23km地点。マラソンの神様が調子に乗った日本人ランナーに罰を与えました。急に左足ふくらはぎが痙攣(けいれん)。「あれ??こんなの初めて!」と思いつつ、ちょっとペースを落としました。しかし、25km地点、次は足全体が痙攣。「なんじゃこりゃ!」と口に出して一人突っ込みをいれました。多分、最大の原因は前半のハイペースです。その後は少し歩いて少し走っての繰り返し。何十人ものランナーが歩く日本人をサラッと抜かしていき、「ANIMO CHINITO(がんばれ中国人)」と声をかけてくれました。なんか、24時間テレビの100kmマラソンに挑戦した芸能人の気持ちが少しわかりました。応援には応えたいけど本当に走れなないんです。少し走って痙攣したらまた歩いての繰り返し。なんか途中、このひどい攣り具合に笑えてきました。
痙攣をこらえながら笑顔で走る日本人ランナー。
前半は1時間半で走れたが、後半の21kmは2時間半もかかりました。4時間2分でなんとかゴールイン。
痙攣ランナー無事ゴールイン。
このゴールの瞬間、泣きそうな位嬉しかったです。キトマラソンのゴールよりも。リタイヤしなくてよかったと思いました。

このままじゃ、終われません。もう一回マラソンに挑戦したいと強く思います。このままじゃ、「マラソン=痙攣」という印象を持ったまま墓場に入ることになります。

でも、エクアドルでのマラソンはもうありません。どうしよう・・・。
海外のレースに挑戦??。パナママラソン? 

パナマ行の飛行機調べてみます。

2012年10月11日木曜日

エクアドル人の仕草パート2

昨日に続きエクアドル人の仕草編です。

はじめ、この仕草を見たときは全く意味がわかりませんでした。そして「変なの~」という印象でしたが、そんな私も今はやってしまってます。この仕草。
濡れた手を乾かすときのような手の動き。変な仕草です。でもほとんどのエクアドル人がやります。

この仕草の意味は「なんてこった~!!」って感じです。先日、大粒のヒョウが降ってどうしようもないときに、雨宿りしている多くのエクアドル人が、この仕草をやっていました。パパは料理が失敗したときによくやります。

国が違えば仕草も違う。異文化って本当に面白い。

2012年10月10日水曜日

エクアドル人の仕草

早いもので私のエクアドル生活も残り半年。早すぎます。帰国へ向けて活動を締めくくっていくとともに、エクアドル文化をしっかり吸収していかなければならないと思う今日この頃です。

今日と明日は「エクアドル人の仕草」について、お伝えしようと思います。
初日の今日は「PERSIGNARSE(ペルシグナールセ)」についてです。
この仕草は、世界中のキリスト教の人たちが行っています。手で額、胸、左肩、右肩という順番で十字を切ることを、ペルシグナールと言います。多くの人がこの仕草を見たことがあると思います。例えば、外国のスポーツ選手は試合前などによく行っています。観客もよく行っています。自分のために行うものをペルシグナールセ。相手のために行うものをペルシグナールと言います。

「神様にお願いしてるんやろな~」と漠然としか理解してなかったので、同僚にペルシグナールについて聞きました。すると、いろいろ深い意味があることがわかりました。

まず、十字のそれぞれの意味です。
①額はPADRE(パドレ、父)を意味します。パドレとはイエスキリストを誕生させた神様のことです。
②胸はHIJO(イホ、子)を意味します。イホとはイエスキリストのことです。
③左肩はESPIRITU(エスピリテュ)を意味します。
④右肩はSANTO(サント)を意味します。③、④のESPIRITU SANTOを統合して聖霊(三位一体の第3位格)。三位一体とは「キリスト教で、父・子・聖霊の三位は、唯一の神が三つの姿となって表れたもので、元来は一体であるという教理
そして最後に口元に手を持っていき「アーメン」と言います。


私の解釈は、4つのポイント(額、胸、両肩)全体で神を唱えているということです。
エクアドル人は、何かあるごとにこのお祈りをします。家族や自分の健康を願うとき、食事をする時、亡くなった人の冥福を願うとき、感謝するとき、テストをするとき、運転手がカーブを曲がるときなど。何をするときでも彼らは神にお願いします。

キリスト教ではない私にとってはすごくおもしろい文化です。そして、なんかかっこいいです。「キリスト教ではないけど、十字を切ってもいいのか?」と質問すると、即答で「問題ない」と帰ってきました。

「パドレ、イホ、エスピリテュ、サント」。なんか力が湧いてきた感じがします。






2012年10月9日火曜日

MOJITO 美味しいカクテル

先日、柄に合わずバーに行きました。その際、一緒に行った友人に勧められたのが「MOJITO(モヒート)」と呼ばれるカクテルです。
モヒート
お酒が超弱い私はもグイグイ飲める美味しさでした。口あたりの良い甘さと、ミントの葉のいい香りのおかげで簡単に酔わせていただきました。

モヒートとはキューバの有名なラムベースのカクテルです。
ミントの葉、ライム、ラム、ソーダ水、砂糖が入っているとメニューには書いてありました。多分、日本のバーにも置いてると思います。試してみてください、ホンマにおいしかったです。

2012年10月6日土曜日

嬉しいような、悲しいような。

エクアドルに来た時から描いていた夢があります。それは「自分の任地で授業研修会のシステムをもつ学校をつくる。」ということです。その夢の実現のために、今まで4つの段階を踏んで研修会を行ってきました。

そして、いよいよ授業研修会を実践していく段階に入ってきました。私の研修会に数回参加し、私との人間関係もあり、授業研修会に興味を持ってくれている学校を選んで行っているので、スムーズに公開授業、授業検討会が行えています。

しかし、本日の学校は人間関係の点で少し問題が起こってしまいました。

本日の学校は、校長先生がすごく積極的で、授業研修会にもすごく前向きです。わざわざ、私の仕事場まで車で迎えに来てくれるほど歓迎されていました。「こんな待遇初めて」と感動しながら、その学校に到着しました。その学校に着いた瞬間、学校の先生たちは「ゲンキ待ってたぞ~」とお迎えしてくれました。ありがたい話です。しかし、次の瞬間、頭を抱えたくなる光景を目にしました。

みんな教室ではなく食堂に入っていきました。おもてなしの豪華昼食を作るためです。もちろん、教室の子どもは・・・・。エクアドル人は歓迎や感謝の気持ちを食べ物で表現する人たちなんです。

子どもを下校させた後はいよいよ昼食会です。大量のおかずが食堂に並びました。
豪華な昼食。
おいしかったけど。。。
私の公開授業は13時15分から、その後の授業検討会を14時から予定していましたが、食べ始めたのが13時(汗)。みんなが食べ終わったのは13時45分。先生達のやりきった顔を見ると何も言えませんでした。うん、言えませんでした。1時間45分の内容を1時間にまとめるのは無理がありました。「嬉しいような、悲しいような」

お別れの時、彼らは「次は、肉を準備しとくしな~」と笑顔で見送ってくれました。彼らは本当にいい人たちなんです。

けど・・・「嬉しいような。悲しいような。」

2012年10月5日金曜日

世界遺産の夜景

先日、日本から友人が遊びに来た際にキト旧市街の夜景を見に行きました。
アメリカのイエローストーンなどと同時に、ユネスコ世界文化遺産第一号として1978年に登録されたキトの旧市街には、400年前の植民地時代の建築物が今も生き続けいます。

昼の旧市街の観光もいいですが、旧市街の夜景もすばらしかったです。

ライトアップされたパネシージョの丘。
真っ暗な丘の上で、美しくライトアップされた聖母像。
パネシージョ丘から見渡した旧市街の夜景。
写真では伝わりにくいですが、数々の教会やなどが、見事にライトアップされ、すばらしかったです。ライトの色や明るさが幻想的で、旧市街の美しさを引き立てていました。

「エクアドル人、見せ方しってるな~」と、焼きもちを焼いてしまうほどすばらしい夜景でした。ごちそうさま、世界遺産の夜景。

2012年10月4日木曜日

おいしいチョコバナナ

私の経験では、エクアドルで一番おいしいチョコバナナはリオバンバのバスターミナル近くにある小さな売店で売っているチョコバナナでした。しかし、先日、オタバロという町に行った際、そのチョコバナナを超えるおいしいチョコバナナに出会ってしまいました。
おいしいチョコバナナを作っている様子。
このお店は、チョコレート菓子屋でした。バナナやマシュマロ、イチゴなどの具材を準備し、注文を聞くと同時に、それらの具材をチョコでコーティングします。
写真手前の機械の中には大量のチョコレート液が入っています。円盤のようなものが常に回転し、チョコが固まらないようにチョコチョコとゆっくりかき混ぜていました。多分、あの機械にはチョコが液体から個体になる温度ギリギリに液を保つ工夫がされているのだと思います。

そのため、バナナをその液につけて、引きあげ、数秒すると、チョコが一瞬でナナをおいしくコーティングしていました。
エクアドルNO、1??のチョコバナナ。
出来立てホヤホヤのチョコバナナはおいしいに決まっています。チョコの層が分厚く、そのチョコがまた上品でおいしいんです。

可能であれば、私もあの機械でチョコーティングして頂きたい思いです。


2012年10月3日水曜日

エクアドルの入学式、始業式。

エクアドルの山岳地帯の学校は9月が始業式入学式で、7月が終業式になります。
先月、ある学校の始業式に来賓として参加させていただきました。日本の始業式入学式とは雰囲気が違い面白かったです。
始業式、入学式の様子。
体育館はないのでもちろん外。
まず、入学式というものがありませんでした。1年生はいきなり2年生の横に並び、入学式に参加します。世界的にみて、入学式と始業式を分けて行う日本スタイルは稀なんだと思います。

そして、面白かったのが保護者の様子です。子供のが整列している周りには、子供の数と同じくらいの保護者や小さい子供がいました。日本のような整然とした雰囲気がない行事なので、保護者の様子も自由。階段や壁に座り入学式を見物していました。
保護者の様子。
この入学式は20分ほどいつの間にかで終了。子供たちと大量の保護者はいっきに帰宅。
日本人の私には少し物足りない感じの行事でした。

その後、校長が学校を案内してくれました。その時に、うれしいことを知りました。
学校の校舎。
学校の校舎には、JAPON(日本)と大きく書かれていました。この学校の校舎設立に日本が援助をしたそうです。地球の裏側のごく一般的な学校にも日本がしっかり存在していることがうれしくなり、またまた「日本人でよかった」と思えることができました。




2012年10月1日月曜日

メキシコBBQ~メキシコの日本編~

メキシコBBQも本日が最終日。今日のテーマは「メキシコの日本」。

エクアドルでの生活を初めて日々感じることは、「日本の凄さ」です。地球の裏側にあるエクアドルにも多くの日本製品があり、それら製品は高い評価を得ています。また、盆栽や茶道、侍などの日本語も普及しており日本文化の知名度、人気に驚かされるばかりです。世界から見て見本は凄い国なんです。

メキシコにもやはり多くの「日本」がありました。私がメキシコで見つけた日本を紹介します。

メキシコシティーについて、初めに驚いたのはコンビニ「セブンイレブン」があったことです。日本並みにセブンイレブンがありました。多分、メキシコで最も人気のあるコンビニがセブンイレブンだと思います。
メキシコのセブンイレブン。
世界でも有数の規模と内容を誇る「国立人類学博物館」で行われていた特別展示「SAMURAI」。
このブースは大人気。侍の歴史や防具や武器などが展示されており、世界中の人々が興味津々で見物していました。

侍SAMURAIの展示室入口。
次は、警察のバイク。メーカーは定かではありませんが、HONDAかKAWASAKIだったと思います。複数の南米の国を周って、いろいろな警察のバイクを見てきましたが、HONDA、KAWASAKI以外の警察バイクをみかけたことはありません。
メキシコの警察バイク。
白バイではなく黄バイ??

今回の旅行で、最も濃い思い出が、日本韓国アイドルコミックマニアとの遭遇です。私がバスに乗る方法を地図を見ながら考えているとき、複数のメキシコ人がすごい勢いで「教えてあげる~」と近づいてきて、10人くらいで私を囲みはじめました。新種のの恐喝??と一瞬思いましたが、すぐに空気を感じました、「こいつらマニア」だと。この人たちのカバンには韓国アイドルグループのバッジが付いており、シャツは、ワンピースやポケモンなどの日本のコミック柄。そして、何より空気がマニアな感じ。

とても親切な彼らは4時間位、メキシコ案内をしてくれました。そこで連れていかれたのが「日本ビル」。そのビルにの屋上では、日本マニアが集うコンサートが行われていました。歌っている曲は日本のアニメソング。セーラームーンなどのコスプレをしたメキシコ人もちらほら。
コンサートの様子。
日本ビルの2回は、韓国アイドルのCDやDVD、日本コミックのグッズなどが販売されていました。そして3回は日本食のフードコート。

たこ焼き屋。
このフードコートでみんな使っているのは「お箸」。さすが日本ビル。私を案内してくれた人たちにお箸の使い方指導をしていると、フードコート中の数十人のマニア達がすごい勢いで私の周り寄ってきて、私の「お箸の使い方講座」を真剣に聞いていました。なんか自分がカリスマになったような感じを一瞬味わうことができました。
私を案内してくれたマニアたち。
みんなナイスな友達です。
今回のメキシコ旅行でも「日本人でよかった~」と思うことができました。ありがとうニッポン!




メキシコBBQ~教会編~

エクアドルでの生活を初めていろいろな趣味が増えました。その一つが「教会めぐり」です。壮大な教会をみてテンション上がってしまうんです。そして、中に入って厳かな雰囲気の中、無心でボーとするのが好きなんです。

メキシコにも、素敵な教会がたくさんありました。ありすぎて、紹介しきれないので、
「エクアドル支部長のメキシコの教会ベスト6」を紹介します。

初めは、グアナファト。グアナファトの町並みが今回のメキシコ旅行で最も美しかったです。
グアナファトの町並み。
メキシコのコロニアル都市の中で、一番美しい町とされているグアナファト。
現在は、ユネスコ世界文化遺産として町全体が保護、管理されている。
この美しいグアナファトの中でも一番、目立っていたのがバシリカ。

グアナファトのバシリカ。
夜のライトアップも美しい。

次は、ドローレスイダルゴの教会。この教会は、他の教会に比べ平凡な作り。しかし、ここでイダルゴ僧侶がメキシコの独立を訴え、メキシコの独立戦争が始まったという歴史的価値からベスト6に入りました。おめでとうドローレスイダルゴの教会。

ドローレスイダルゴの教会。
続きまして、サンミゲルデアジェンデの教会。
他の教会とは違う雰囲気をもった教会。なぜなら、宣教師が持ってきた絵葉書を頼りに、名もない先住民の職人が設計したという歴史をもっているからです。この先住民職人のセンスに脱帽です。

次はグアダラハラのカテドラル。
1561年から60年の歳月をかけて建てられ、当時の植民地予算の3分の1が費やされた大教会。迫力満点でした。
グアダラハラのカテドラル。

サポパンのサポパン寺院。
グアダラハラの北西にあるサポパン市は、巡礼地として有名なサポパン寺院があります。
サポパン寺院。
この寺院は、巡礼地として有名だけあり、内部のつくりが神秘的。この教会の内部の雰囲気が好きで、1時間位「ボ~」ッとしてました。幸せな時間でした。

サポパン寺院の内部。
最後の紹介は、メキシコシティーにあるメトロポリタンカテドラル。
メキシコにあるすべてのカトリック教会を総轄する総本山的な教会。1563年に着工し、1681年に完成した、ラテンアメリカ最大級の教会建築物。写真で伝わるでしょうか、この凄さ!
メトロポリタンカテドラル。

独立記念日の際には、メキシコ国旗柄にライトアップ。
 以上、エクアドル支部長のメキシコ教会ベスト6でした。実物はもっとすごいんです。
大満足の教会めぐりでした。