2012年2月29日水曜日

CAPLÍ カプリ

本日も、しつこく旬のエクアドルフルーツで攻め込んでいきます。昨日紹介したウビジャとよく似たフルーツで「CAPLÍ(カプリ)」というおいしいのがあります。
カプリ
 ウビジャと同じくらいの大きさですが、中の種は大きいです。味はさくらんぼに似ていますが、さくらんぼの方があいいしいです(笑)。
ウビジャと同じように木に生りますが、袋には入っていません。
こんな感じで生ります
 今の季節、大量に収穫できるので、カプリを用いたJUCHA(フチャ)というデザートが食卓によく並びます。
JUCHA
 砂糖で味付けしたシロップにカプリとDURAZUNO(小さい桃)を入れて、しばらく煮こんだら完成です。シロップが赤いのは、カプリの赤です。このホットデザートは、素朴な甘さにフルーツが最高にマッチングしておいしいです。寒い季節にぴったりのデザートです。

2012年2月28日火曜日

ウビジャ!

昨日に引き続いて、フルーツネタで攻めたいと思います。
最近、旬の果物が「ウビジャ」です。
ウビジャ。中の黄色い実を食べます。
ウビジャの茎にちょうちんのような袋がたくさん生ります。その中にウビジャが!

大きさはさくらんぼくらいです。味は例え難いですが、無理やり例えると「さくらんぼととみかんの中間」って感じです。栄養価が高く、ビタミンはみかんの10倍あるそうです。

このウビジャに私は今はまってます。軽く食べれるのでついつい食べ過ぎてしまいます。現在、私の体内には、 大量のビタミンが含有されています。
このウビジャをペロッと頂いてしまいました。 中央のトマトソースには意味はありません。

2012年2月27日月曜日

CARNAVAL DE AMBATO

TIXANのCARNAVALから帰った来た次の日、一人でRIOBAMBAからバスで1時間半のAMBATOという街に行きました。その街は、先週10KMマラソンで走った場所です。

エクアドルでCARNABALと言えば、TIXAN、AMBATOそしてGUARANDAという場所が有名みたいです。確かにAMBATOのはよかったです。

私はCARNAVAL最終日に行ったため街は休日モードでした。しかし、中心地に行くとまだ少し昨日までの名残がありました。その中でも私が感動したのは、花と果物のモニュメントです。

美術館のような建物の中に入ると、全フロアーが花で飾られていました。花のいい香りが充満しててたまらんいい感じでした。

ツリーのようなモニュメントもすべて花でした。
次に、AMBATOで一番大きな建物カテドラルに行きました。
真っ白で独特の存在感
「きれいな建物だな~」と感心しながら通り過ぎようとしましたが、正面の壁画の前で記念撮影している人がおまりに多かったので近寄ってみると、驚きの事実が!
正面から見た壁画、じつはこれ・・・
全部果物なんんです。
めちゃめちゃ感動しました。あらゆる種類の果物で構成された壁画は見事でした。そら、みんな記念撮影します。私も、警察官にお願いして壁画と一緒にシャッターと切ってもらいました。

CARNAVALの最中は、パンのモニュメントもあったそうです。エクアドルのパンと果物をこよなく愛するエクアドル支部長には、たまらん企画です。来年のCARNAVALは、絶対AMBATOに来ようと思います。

2012年2月26日日曜日

豚の解体ショー

CARNAVALの期間、TIXANで豚が見事に調理されていく様子をむることが出来ました。
表面を焼いた豚の皮をはいでいるところ。
この豚の解体ショーはエクアドルでは頻繁にみかけます。普段は通りすぎるだけですが、暇だったのでじっくり観察させてもらいました。

①表面は焦げ目が少しつく位までしっかり焼きます。多分、消毒と虫除けを兼ねて表面を焼いているのだと思います。

②次に皮をはぎます。この皮をaji(唐辛子のソース)や塩で頂くのが一般的です。私があまりに熱心に観察しているので、解体してている女性が私に皮を与えてくれました。
豚の皮とaji。背景には斧が刺さったままの豚が。
 皮ですが、あっさりしていて歯ごたえもよくおいしいです。酒のつまみに最高やと思います。しかし、根毛の後がしっかりのこっているので、見た目はグロテスクです。

 ③次に脂肪だらけの肉を一口大の大きさに切り落としていきます。全て切り落とされた後は、豚の頭だけがまな板の上に残ってました。
一頭からとれる肉の量はものすごかったです。
 ④次に③の肉を大きな鍋に入れて炊きます。

 途中で、にんにくやビールなどを入れて味付けするそうです。後半は、豚の脂が大量に溶けて、豚がフライされます。豚が豚脂で揚げ豚になるわけです。炊き始めてから完成まで数時間かかるらしいので、いくら暇な私もその場を離れました。
完成したら、以下の写真みたいな感じでおいしく盛り付けられます。これめっちゃおいしいんです。
キャベツの上に乗っているのが、完成した揚げ豚。CARNE FRITADAと言います。

2012年2月25日土曜日

CARNAVAL ~水かけ~

CARNAVALは、各地区それぞれのカラーがあるみたいです。例えばTIXANでは、カリオカかけ。RIOBAMBAでは、水とカリオカかけなど。

CARNAVALの最終日、水とカリオカのRIOBAMBAの街を歩いていると、いろいろな所から大量の水が降ってききたり、水風船を投げられたりしました。CARNAVALとはいえ、全くの他人から一方的に水をかけられるのは腹が立ちます(笑) そんな私を見て、屋上で通行人を待ち構えている子供たちは大笑いです。その笑顔が無邪気で子供らしくとてもかわいかったです。

そんなエクアドル人の中でも、一番幼かったのは私のパパでした。TIXANのパレードの終了後、カリオカの街で、冷水を使って大はしゃぎしているグスターボ51歳がいました。

ほんま、すてきなオヤジです。自分もこんな51歳になりたいと思いました。しかし、この数時間後、彼は体調を崩して病院にいきました。そして、今も毎食後薬を飲んでいます。

こんな漫画みたいなパパには、なりたくてもなれそうにありません。

2012年2月24日金曜日

CARNAVAL DE TIXAN ~闘牛編~

CARNAVALの間、毎日行われていたのが闘牛です。スペイン語ではTORO(トロ)といいます。ちなみに雄牛のこともTOROと言います。雌牛はVACAです。雄牛が大活躍する闘牛は見ごたえ十分でした。しかし、私の思い描いていた闘牛とは一味ちがいました。
私は闘牛と言えば、「闘牛場で帽子をかぶった闘牛士が華麗に牛をかわすもの」と思っていました。
しかし、TIXANの闘牛は、超荒削りでした。

竹のフェンスで囲われたゴミだらけの闘牛場に、牛が放されます。そして、勇気のある一般人が闘牛場の中に入ります。私もいろいろな人に勧められましたが怖くて入れませんでした。なぜなら、初っ端に以下の衝撃映像を見てしまったからです。
牛にかち上げられる一般人
この後、彼は腰を強打し、場外へ消えていきました。

見ごたえがありすぎです。TIXANの人々は、「いい闘牛やった」と笑いながら語り合ってました。エクアドル人の考えてる事とやる事は荒削りすぎます。


2012年2月23日木曜日

50歳のお誕生日会

ネット環境の影響でCARNAVAL DE TIXANシリーズは、ちょっと一休みします。今日は、CARNAVALと同じくらい素敵だった友人の誕生日会について書きます。

17日金曜日の夜21時頃、急にランニング仲間のアンヘルが「エディーの誕生日会にいくぞ」と誘いに来ました。相変わらずのエクアドル人の無計画な招待に最近、抵抗を感じなくなってしまいました。

そしてエディーの家に到着すると、彼の親戚や友人が20人くらい集まっていました。エディーは今年50歳を迎える私のランニング仲間です。
日本では大人の誕生日パーティーなんてあまり聞いたことありませんが、エクアドルでは一般的みたいです。そのパーティーに多くの人を招待して、家族がその準備などを一生懸命行います。とても素敵な習慣です。

エディーが家族や友人に感謝の気持ちを伝え、パーティーが始まりました。 そして、パーティーでもとりあえずみんな一晩中踊ります。
奥さんと踊るエディー
そして、曲と曲の合間にお酒がまわってきます。
息子が配膳してくれたブランデー
飲んでは、踊ってなので、驚く速さで酔っ払いが続出します。後半には、親戚が演奏したり、奥さんがエディーに歌を捧げたりしました。そして、エクアドル風のくす玉が出てききました。
ロープを引っ張ると、大量の飴玉が落ちてきて、酔っ払いが必死に拾ってました。そして最後はバースデーケーキです。
とっても温かい雰囲気のすてきなバースデーパーティーでした。私は、酒とダンスの影響で猛烈な睡魔が襲ってきたので途中で帰りましたが、彼らは一晩中踊り明かしたそうです。エクアドル人に近づくためには酒に強くなることが第一歩のようです。

自分が結婚したら、こんな家族になりたいな~と思いました。今後も素敵なエクアドルの文化をたくさん吸収していきたいと思います。

2012年2月22日水曜日

CARNAVAL DE TIXAN~パレード編~

今、エクアドルはCARNAVALのため4連休です。
TIXANでは、18日のメインはコンサート、19日のメインは闘牛、20日のメインはパレードです。本日21日は、最終日という事で全体的にすこし落ち着いてます。

その4日間の中でも、私が一番楽しかったのはパレードです。パレードは10時から3時間行われました。時間を一切守れないエクアドル人ですが、この日だけは9時半位からメインストリートの路肩で待機しています。みんなカリオカをもって、パレードを待ち構えます。

そして、10時過ぎにいよいよパレードがはじまりました。
10数組そのグループも最高によかったです。とてつもない盛り上がりでした。
村全体が一体となって盛り上がるって、すごい雰囲気を生み出すんだと実感できました。みんな、大爆笑しながらカリオカや小麦粉、卵などをなげ合ってCARNAVALを全力で楽しんでました。恥ずかしがり屋の私も、その雰囲気に後押しされて、パレードの人々と一緒に踊ってしまいました。

TIXANでボランティアとして働く欧米人と泡まみれの東洋人
調子に乗りすぎた東洋人は、この直後カリオカの集中砲火に合い、遭えなく退散することになりました。
日本にもこの文化をなんとかして取り入れたいものです。

2012年2月21日火曜日

CARNAVAL DE TIXAN~コンサート編~

CARNAVALが行われている会場では、一日中なんらかのイベントが行われています。闘牛や、パレードです。その中でも一番の目玉は18日の夜21時ころから行われたコンサートでした。

村中の人と観光客が会場に集まり、コンサートを通してCARNAVALを盛り上げていきます。その時の様子が以下の感じです。

しかも、TIXANでは酒を飲みながら一晩中踊ります。私もTIXANの人と共に酒を飲んで踊り狂いました。誰とも構わず、目があったらとりあえずハグをして一緒に踊って杯を交わします。超楽しかったです。この盛り上がりは早朝5時ころまで続きます。普段9時台に寝ている私には、深夜2時が限界でした。


翌日、街を歩くと多くの人が「GENKI!」と声をかけてくれました。半分以上の人は覚えていませんが、たぶん昨晩、一緒にCARNAVALを楽しんだ人たちなんだと思います。

2012年2月20日月曜日

CARNAVAL DE TIXAN ~カリオカ編~

私の住むRIOBAMBAから車で2時間のところにTIXAN(ティクサン)という小さな村があります。そこのCARNAVAL(カーニバル)に家族に連れて行ってもらいました。

ティクサンはとても小さなくて、村人みんなが家族みたいな感じの温かい村でした。その村のカーニバルには、各主要都市から多くの観光客が来るそうです。カーニバルのときだけ人口が急増するそうです。ティクサンのカーニバルに参加して、その理由がよくわかりました。

アットホームな雰囲気や、有名人が出演するコンサート、闘牛、パレードなど、とてもすばらしかったです。小出しにブログに書き込んでいきたいと思います。

先日、ブログに泡スプレーについて書きました。その泡スプレーのことをCARIOCA(カリオカ)というそうです。このティクサンではほとんどの人がカリオカを持っていて、噴射しまくってました。ティクサンで唯一の日本人は絶好の標的です。泡だらけにされるだけでは悔しいので、私も2ドルでカリオカを購入!そして、ティクサンの若者と戦いました。

このカリオカで遊ぶのは本当に楽しかったです。リオバンバで経験したカリオカとは比べ物にならない泡を身に付けた日本人。明日は、6ドル分のカリオカを購入して、ティクサンの村を歩こうと思います。

2012年2月19日日曜日

CARNAVAL一日目!

本日、18日から本格的にCARNAVALが始まりました。
昼頃に、街へ買い物に行くと異常な盛り上がりでした。至るところでパレードやコンサートが行われていました。

そんな中でも、私の一番のめあては、泡や水をかけられることです。CARNAVALになると、誰であろうと人間であれば、水や泡スプレー、小麦粉、卵などをかけあって楽しみます。
いたる所で泡スプレーが売られていました。
街を歩くと、小学生はみんな泡スプレーをもって獲物をうかがっていました。私は泡をかけられたいけど、「かけて」と言うのも変な話なので、とりあえず近寄ってみました。すると、待ってましたとばかりに、前方を歩く子供が、振り向きざまに泡スプレーを発射しました。
泡スプレーを私に発射するエクアドルの子ども
「私も、これを待ってました」と思った瞬間、絶好の獲物を見つけたエクアドルの小学生たちは、5人かかりで私に集中砲火!さすがに、全身が食器洗いのスポンジみたいになったので退散しました。
エクアドル人に一歩近づいたエクアドル支部長
これでは、終わりません!家に帰る途中!公園の角で二人の小学生が何かをたくらんでそうな顔で突っ立っています。そして、私が通過しようとした瞬間、背中に隠していた水風船を投げてきました。

その水風船は外れましたが、もう一人の子どもが至近距離で私の背中にぶつけました!

これで本日のわたしのめあては達成です!明日は、リオバンバからTIXAN(チクサン)というところに移動し、本格的なCARNAVALを体験する予定です!

2012年2月18日土曜日

スニッカーズアイス!

エクアドルのマクドナルドでは、これが流行っているそうです。
マックフルーリー スニッカーズ
日本でも販売されているのでしょうか?

このFLURRYはおいしいに決まっています。しかし、超高カロリーな組み合わせに私は食べるのあきらめました。
私がそんなことを考えている中、多くのエクアドル人が歩きながらこのスニッカーズアイスをジュースのように軽く食べていました。例外なく、みんなデカイんです。

心はエクアドル人になっても、体型は日本人のままでいたいものです。

2012年2月17日金曜日

CUIの大行進

私がエクアドル最も感銘を受けた食べ物はやはりCUI(クイ)です。
CUIの丸焼き
先日、そのCUIが主役のパレードがリオバンバで行われていました。CUIの串焼きを持った人々が踊りながら行進していました。
わかりにくいですが、帽子をかぶった人々が手にしているのはCUIの串です。
いまいち、狙いのわからないパレードでした。CUIに感謝する感謝際なんでしょうか?さすがなんでもありのエクアドル!想像がつきません。大量のCUIに、観衆は大盛り上がりでした。しかし、そんなCUIの大行進のおかげで、街は大渋滞。











リオバンバは予告なしにパレードが始まるので警察官も大変やと思います。明日から待ちに待ったCARNAVAL。街はどんなことになるのでしょうか?想像がつきません。

2012年2月16日木曜日

CARNAVAL(カルナバル)

リオバンバでは、2月17日金曜日からCARNAVALが始まるそうです。カルナバルとは、カーニバルのことです。ブラジルのカーニバルが世界的に有名です。中南米のほとんどの国がこの時期にCARNAVALを行うそうです。一年で一番エクアドルが盛り上がる週らしいです。

エクアドルのCARNAVALは、ブラジルのカーニバルとは少し違うそうです。水やスプレー、卵、ケチャップなどあらゆるものをお互いにぶつけ合って楽しむそうです。そのため、最近、以下の写真のような店が目につきます。
これ全部、水鉄砲です。
CARNAVALの予兆は早くも感じられます。小学校では、休み時間には水風船を持った少年が水浸しになりながら遊んでます。街を歩いていると、見知らぬところから水風船がとんできます。
大人もCARNAVALのことしか考えてないように思います。エクアドル中の雰囲気が盛り上がってきているのがヒシヒシと感じられます。

17日金曜日から21日火曜日まで、CARNAVALのため大型連休です。CARNAVALをたっぷり体感しようと思います。

2012年2月15日水曜日

エクアドルのバレンタイン

2月14日バレンタインデー!スペイン語ではSAN VALENTÏN(サン バレンティン)と言います。この日が近づいても、街にはチョコの雰囲気がなく、バレンタインを一切感じさせませんでした。「エクアドルにはないのか~」と思っていましたが、そこはイベント好きのエクアドル人。しっかりSAN VALENTÏNがありました。

14日、職場でSAN VALENTÍNを祝うイベントがありました。私は、どんなチョコレートがもらえるのか期待して、全社員が集まるホールへ向かいました。会場では、みんな「FELIZ DÍA(すばらしい日)」と言って、抱擁や握手をしてこの日を祝いました。そして、司会者の進行のもと会が始まりました。私はスペイン語が聞き取れなかったのでチョコレートのことだけ考えてました。しばらくすると、女子が全員立ち上がり、壁際に集まりました。その時、私は「今からチョコもらえる」と思いました。しかし、現実は違いました。

エクアドル女子たちは、声を合わせて、ハートを描き、投げキスを男性めがけて行いました。
投げキスをする女子社員
そして、バラが配られ、イベントは終わりました・・・。
あまりに、よくわからないSAN VALENTÍNだったので、同僚に色々質問しました。そして次のことがわかりました。

 エクアドルでも日本と同じように、女子が男子にチョコレートを渡します。しかし、花を渡すほうが一般的みたいです。花の中でもエクアドルなのでバラがよく使われるそうです。その他、人形を渡すケースもよくあるそ うです。また、エクアドルには3月14日ホワイトデーはないそうです。そのため、2月14日は男性も同じく女性に花や人形、チョコレートを渡すそうです。 日本と大きく違い驚きました。共通のイベントでも国が違えば、習慣も大きく違います。面白い!
頂いた造花とバラ

2012年2月14日火曜日

AMBATO 10kmマラソン

先週の金曜日にAMBATO(アンバト)10kmマラソンに参加しました。AMBATOとは、エクアドル内で5本の指に入る大都市です。この大会は19時にスタートする夜のマラソンです。エクアドルのマラソンマニアの間でも評判の高い大会です。この大会に向けて、ランニング仲間であるアンヘル、エディーとほぼ毎朝5時半からトレーニングを積んできました。この二人は、45歳のおっさんですが私は彼らの足元にも及びません。このランニング馬鹿二人の指導のもと、2月10日の大会本番に向けて体調を仕上げてきました。大会の申し込みも終え、後は走るだけという完璧な状態で大会当日を迎えました。

しかし、当日、私たちはAMBATOマラソンのスタート時間に間に合わないというオチをつくってしまいました。

観客が引き返していくスタートゴールを通過するアンヘルとエディー
この私のすばらしい体験を詳しく説明します。

大会当日は、仕事を定時に終えアンヘルの家に17時10分に集合しました。アンヘルの車で一緒に行くためです。しかし、アンヘルはその時間に仕事から帰宅。結局、私たちは17時半にリオバンバを出発しました。これがエクアドル時間というものです。この時、私たちは遅刻するなんて思いもしていませんでした。みんな楽しく会話しながらドライブしていました。しかし、18時15分を回った頃から、笑いはなくなりました。

18時45分にゴール地点であるスタジアムに到着。そこから、スタート地点まで移動しなければなりません。その時、私は状況がつかめてなかったので、とりあえず彼らの後をついていきました。そして、タクシーに乗りました。私は、そのタクシーを探していた様子から「これはやばい」ということを感じました。その時、私たちにできることは、ウォーミングアップしかありませんでした。AMBATOマラソンのラジオを聴きながら、車内で大人3人が太ももを叩いてウォーミングしていました。面白かったので写真をとりました。
はるか遠くのスタート地点を見つめながら、太ももを叩くアンヘル。
18時55分。まだスタートしていません。しかし、この時間に45歳のおっさんたちの口喧嘩がスタートしてしまいました。喧嘩の最中、ラジオから「スタート」の合図が聞こえてしまいました。あの瞬間のエディーの顔が忘れられません。しかも、その時、3人ともトイレにいきたいという珍事実まで発覚。

ここであきらめる訳にはいきません。私たちは10ドル払って自己記録計測のためのチップをシューズに取り付けています。スタートから15分以内なら、正式計測してもらえるのです。
19時05分。マラソンによる交通規制ののためタクシーが動かなくなりました。私たちはタクシーを降り、スタート地点まで走りました。私たちの必死な様子を見て、AMBATO人は「スタートはあっちや!がんbれ」と声をかけてくれました。私はその状況がおかしくて一人爆笑していました。しかしランニング馬鹿達は必死です。途中、人目を気にせず3人で立小便をしました。2km位走った辺りで、青いスタートゲートを発見。
スタート地点まで爆走するアンヘル(右)とエディー(中央)。左は、他の遅刻者
19時13分。スタートゲート到着。私は、スタート地点に到着したとき、ほぼ全ての体力を使い果たしていました。生涯で最も速く走れた2kmだったと思います。この後、10km走れるか心配でしたが、景色の美しさと沿道の人々の応援のおかげで気持ちよく走れました。さすが評判高いAMBATOマラソンです。
最終グループに追いついた辺りで、ライトアップされた橋を発見。
あっという間の10kmでした。スタートするまでのいろいろな経験の比重が大きすぎたためでしょうか?

レース終了後、「来年は15時にリオバンバを出よう」と誓いました。
ゴール地点にて。左からエディー、エクアドル支部長、アンヘル、そしてルイス。 
最高の経験をありがとう!



2012年2月12日日曜日

エクアドルのサクランボ(CEREZA)

最近、街中ではサクランボがよく売られています。今、エクアドルではサクランボが旬らしいです!
スペイン語ではCEREZA(セレサ)と言います。
CEREZA
 色が濃い目です。アメリカンチェリーと同じ種類やと思います。ということは、おいしいに決まっています。値段は、500グラム2ドル(160円)でした。他のエクアドル果物に比べたら少し割高な気がしますが、普通に考えたら安いです。しかも、しっかりおいしいのでハナマルです。

このCEREZEは、土砂を運ぶのに使う一輪車に大量に盛られて、歩き売りされていました。
家に帰って食べていたら、すぐに2ドル分なくなってしまいました。日本でサクランボを食べていた時と同じ現象がエクアドルでも起こりました。
次は、1キロ分買うことにします。

2012年2月11日土曜日

CHOLA(チョラ)

先週、我が家のパパが「玄己お土産や~」と言って、紙袋に入ったパンを渡してくれました。そのパンの名前はCHOLA(チョラ)といいます。
CHOLA。見た目は少し小さめの普通のパンですが。
これは、GUANO(グアノ)という町に売っているパンです。GUANOはリオバンバの隣にある町です。GUANOといえばCHOLAと言われているほど、GUANOでは有名なパンです。京都の八つ橋って感じでしょうか。このパンが、めちゃめちゃうまいんです。パン生地とパイ生地の中間のようなCHOLA生地の中に、黒砂糖のあんが入っています。
中にたっぷりの黒砂糖のあん

この黒砂糖あんがCHOLA生地と最高に合います。黒砂糖のやさしい甘さがコーヒーに合います。また食いたい。パパは、次はいつGUANOに行くのですか??

2012年2月10日金曜日

エクアドルのバイク事情

我が家のネットが使えなくなってから1週間!我が家のパパが、「明日直る」といい続けて6日が経ちました。パパのその「ゆる~い性格」が私にはうらやましすぎます。

今日は自宅と違う場所から、エクアドルのバイクについて書きます。
エクアドルは、日本に比べて自転車やバイクの数が少ないです。しかも、リオバンバのガタガタ道を2輪で走るのは大変そう! しかし、朝の通学時間になると以下の写真のようなバイク家族が大量発生します。
250ccのバイクに5人。サンドイッチバイク。
日本では、考えられない5人乗りバイク。普通乗用車の制限人数と同じです。しかもヘルメットはパパだけ(笑)。驚くなかれ、こんなバイクがたくさん走っているんです。朝の通学時間には!

 ちなみに、この交差点の中心では警察官が交通整理をしていました。なんか、エクアドルのこの「ゆる~い」感じ。癖になりそうです。

2012年2月7日火曜日

ENCEBOLLADO(エンセボジャド)

エクアドル料理が口に合わない日本人は多くいます。そんな中、私は運よくエクアドル料理が口に合います。というより、何を食べてもおいしいと思える馬鹿舌の持ち主なんです。そんな私のグルメコメントは全く信憑性がありません。しかし、本日もエクアドル料理のコメントをしてしまいます。

先週末、27歳の息子に昼食に連れて行ってもらいました。看板に「ENCEBOLLADO(エンセボジャド)」と書いてありました。そして出てきた料理がこれです。
ENCEBOLLADO
ENCEBOLLADOとは、タマネギをふんだんに用いた煮込み料理の中に、蒸したか茹でた魚が入っているエクアドル料理です。中央にある緑のものはパセリでした。トマトベースの味付けのスープです。食べる直前にレモンをたっぷりしぼっていただきます。豆を炒ったものやバナナチップ、ポップコーンを入れて味に変化をつけて食べたりもします。酸味がいい感じにきいていて、スプーンがグイグイ進みます。

二日酔い気味の息子が「週末の昼はコレに限る」と言っていました。エクアドルの習慣で、週末に酒を飲んで翌朝二日酔いになってしまった時、決まってENCEBOLLADOを食べるそうです。確かに、二日酔いでもおいしく食べれそうな味でした。

今週末のおいしいエクアドル料理に出会えました。感謝します、私の馬鹿舌。

2012年2月4日土曜日

牛の解剖学

CHUNCHIシリーズも今日が最後です。
CHUNCHIの市場で、牛が丸ごと売ってました。内臓から肉から全てです。
牛の内臓コーナー

一度にこんなにたくさんのホルモンを見たことがないので大興奮しました。肝臓や心臓など、牛の解剖実験をしてるかのように、生々しい内臓を見ることが出来ました。その中でも特に私の興味を引いたのが「牛の胃袋」です。
多分、胃袋!内側が蜂の巣のようになっていました。
我が家のパパが、胃袋好きなので私は何度か食べたことがあります。この胃袋をきれいに洗って、細かく刻みチャーハンの具にしたりします。コリコリしていてとってもおいしいです。日本では売っているのでしょうか? 日本に帰国したら挑戦したいものです。

2012年2月3日金曜日

エクアドルのカブトムシ

CHUNCHIの公園にカブトムシがいました。
カブトムシはスペイン語でESCARABAJO(エスカラバホ)といいます。金色にちかい不思議な色でした。
しかも、その公園にはこのカブトムシが大量にいました。夜にその公園を通ったのですが、カブトムシを意識して公園を見渡すと、辺り一面、カブトムシでした。夜行性のカブトムシなのでしょうか? そして、朝にその公園を通るとそのカブトムシが仰向けになって大量に死んでいます。不思議な光景でした。

この黄色のような金色のようなカブトムシ、日本では見たことがありません。これ日本ではいくらで売れるのでしょうか? もしワシントン条約がなければ、真剣に「カブトムシ商売」を考えていたと思います。

2012年2月2日木曜日

焼きトウモロコシ~マヨネーズソース和え~

CHUNCHI(チュンチ)で食べてしまいました、中江史上最高の焼きトウモロコシを!
その名は「CHOCLO ASADO CON SALSA DE MAYONESA(チョクロ アサド コン サルサ デ マヨネサ)です。長い名前です。和名は「焼きトウモロコシ~マヨネーズソース和え~」って感じです。CHUNNCHIの町角の出店で売っていました。その店は常に人が並ぶ人気店です。もちろん人々のお目当ては、その焼きトウモロコシです。

作り方は以下の感じでした。
①豚の脂を、はけで塗りながらトウモロコシをしっかり焼きます。
②焼けたトウモロコシに塩をつけます。
ここまでは、普通ですが次のマヨソースがやばいんです。
③秘伝のマヨソースを塗って完成。企業秘密にしてもよさそうなソースですが、中身を簡単に教えてくれました。

マヨソースは、①油、②卵、③マヨネーズ、④パセリを絶妙に調合したものらしいです。

このソースが焼きトウモロコシに最高に会います。焼きトウモロコシが人生のパートナーを見つけた瞬間でした。このソースはフライドポテトなどにも絶対合います。多分お肉にも。ということはBBQに最適の万能ソースということです。

日本BBQ協会エクアドル支部長として、久しぶりにいい仕事ができました。日本に帰国後は、日本一の焼きトウモロコシ奉行になるため、マヨソースの研究に一生を捧げたいと思います。ちょっと言い過ぎましたが、それ位おいしかったんです。高カロリーには目をつぶって、挑戦してみる価値はあります。
焼きトウモロコシ~マヨネーズソース和え~。